アフターコロナを健やかに暮らす住まいの工夫いろいろ
新型コロナ感染症の猛威が徐々に沈静化しても、変化したライフスタイルがもとどおりになるとは限りません。
通気性が高く衛生設備にも配慮したロビンスジャパンの家は、アフターコロナの時代にも対応できる、さまざまな工夫がこらされています。
■汚れやウイルスを持ち込まない家
帰宅後のうがいや手洗いの習慣が定着したことは、コロナ禍において数少ない「よかったこと」に挙げられるのではないでしょうか。
ロビンスジャパンの実例の中にも、コロナ禍以前から「汚れやウイルスを家に持ち込まない衛生面の工夫」を取り入れたお住まいがあります。
このところ特にご相談が多くなっている「玄関周り」のスタイルをご覧ください。
活発な4人のお子様を持つ7人家族のお施主様。
靴やアウターが多くなる玄関先をすっきりさせたい。
そして外でのびのび遊んだ後も、家の中に汚れを持ち込まないようにしたい、というリクエストをいただきました。
建築家が提案したのは、玄関脇に靴やアウター、ガーデニング用品などをすべて収納できる大型のシューズインクロークの設置です。
室内に上がる前に、手洗いができる洗面台も設けたことで、汚れやウイルスを居住エリアに持ち込ませない衛生面にも配慮した間取りになっています。
また、お子様たちにも手洗いやうがいの習慣が自然に身につき、インフルエンザなどの予防にも役立っています。
■通風採光がよく、空気が循環する家
よい家の基本は、通風採光とよくいわれます。
大きな窓を持つ大開口の家が人気なのはこのため。
しかし、敷地の広さや土地の向き、プライバシーへの配慮などから、ただ大きな窓をつくればいいというわけでもないのが悩みどころです。
敷地や建築条件を有効活用して、光と風を室内にうまく取り込むためには、窓の配置や数を考えぬくプランが大切。
窓や吹き抜けを巧みに利用し、光と風、そしてさわやかな空気を巡らせることに成功したお住まいをご紹介します。
外観からは、それほど大きな開口がないように見えるお住まいですが、その内部空間は驚くほどの明るさに満ちています。
その秘密は、リビングからキッチン、トイレまで、可能な限り設けたたくさんの小さな窓と、リビング上部にある大きな吹き抜け。
明るくのびのびとした開放感をもたらしてくれるのはもちろん、たとえ小さくとも、向きの違う窓の間には空気の流れが生まれるため、換気性能がとても高い間取りとなりました。
いつでもクリーンな空気が巡るお住まいは、さわやかで健康的。
その一方で、寒さや暑さの影響を受けにくいよう、高さや位置にもこだわった設計になっています。
■ワークスペースを確保した家
コロナ禍によって、働き方の選択肢のひとつになった在宅ワーク。
実際に経験してみると、長い通勤時間や混んだ電車によるストレスなども少ないことが分かった…という方も多いのではないでしょうか。
職種によっては、緊急事態宣言などの厳しい感染症予防対策が解除されても、在宅ワーク・リモートワークを継続するという企業も増えています。
また、仕事をせずとも、お住まいの中にじっくりと集中できるデスクを設けておくのは、書斎、勉強、趣味の場所など、さまざまな使いみちがあります。
限られた敷地に、4LDKの間取りを…というオーダーで設計されたお住まい。
お子様のお部屋はしっかりと確保しつつ、リビングや寝室といったご家族が共有する空間に、コンパクトなデスクスペースを設ける間取りにしました。
個室ではありませんが、簡易なパーテーションで仕切るだけで、デスクワークやリモートミーティングなどを行うには充分。
PCと通信設備、音響設備などを整えた、使い勝手のいいワークスペースが誕生しました。
■いざという時に備えるパントリーがある家
コロナ禍が始まったとき、もっとも暮らしに直結した問題が「お買い物の不自由さ」。
結果として、買い占めや品不足といったトラブルが頻発。
通信販売の利用増加によって、物流が破綻してしまった…といった事態にも陥りました。
もちろん買い占めなどはいけませんが、日ごろからある程度の備蓄をしておくことは、アフターコロナの常識になりそう。
食品備蓄の参考になりそうな事例をご覧ください。
チェリーピンク&ブルーグレーで統一されたキッチンは、奥様が特にこだわってしつらえた場所。
アイランドキッチンの下、コンロ回り、天吊り棚まで、たっぷりの収納スペースをもうけています。
さらに、キッチン奥にある同じピンク色の扉をあけると、そこには床から天井までフル活用できる5段のオープンラックが設けられた大型パントリーが。
重いもの、軽いもの、長期保存ができるもの、そろそろ賞味期限が近い食品など、分類して収納ができ、在庫量も一目でわかるため、ローリングストックがしやすい点も便利です。
■心地良いカバードポーチのある家
外で元気に遊べない。アウトドアレジャーを楽しめない。
コロナ禍によるステイホームでは、大人はもちろん子どもも我慢を強いられました。
そんな中でも、室内と外・庭をつなぐアウトドアリビングや、カバードポーチがある家では、安全に外遊びを楽しむことができたのです。
特にアメリカンスタイルの家に強いロビンスジャパンには、アウトドアリビングや、カバードポーチを備えた家の、たくさんの建築実績があります。
横長な敷地に建てた注文住宅。
お施主様と建築家は、敷地の形をどういかすかと相談し、緑の借景を眺められるワイドなカバードポーチを設けることにしました。
小さなお子様なら走り回れるくらいの長さと、ソファーやバーベキューコンロが置けるポーチは、深いひさしがついているため、雨の日でも濡れずに遊べます。
リビングの大きな窓からお子様たちの姿を見守ることもでき、開け放てばポーチとつながってさらに開放感いっぱいです。
再びステイホームという事態になっても、窮屈さからくるストレスはかなり軽減できそうなお住まいです。
■都会を離れてかなえた理想の家
リモートワークをはじめとする、働き方の変化によって「家をどこに建てるか」の選択肢も広がっています。
コロナ以前は、やはり利便性の高い都市部が人気でしたが、土地代がかさむため、家づくりの予算が十分にとれない…という諦めの声もよく伺いました。
しかしアフターコロナの時代には、出社する日数が減ったことから、思い切って郊外に転居する、郊外に家を建てる、という需要が高まっています。
人気は、自然豊かでリゾート感がありつつ、都心からの交通アクセスがよい山梨、千葉、茨城など。
土地が取得しやすいため、当初の予算で何倍も広く、細部までこだわった家を建てられた…というお施主様もいらっしゃいます。
茨城県北部でマイホーム計画を立てたお施主様。
広々とした土地を手頃な価格で手に入れることができました。
さて、家づくりはどこに頼もうか…と探していた時、ロビンスジャパンのハイジフォーシーズンの家と出会い一目惚れ。
本番の打ち合わせでも、リーズナブルな価格ながら、すみずみまで魅力的なしつらえ・設計がされている企画タイプが気に入り、ほぼこのままで!と、建築が始まりました。
思ったよりも予算に余裕があったため、お施主様たってのご希望でアレンジしたのは、カーブのラインが優美な上がり框と、憧れのオーストラリアンブリック貼りの外観。
素敵なデザインに、こだわりの仕様を盛り込んで、大満足のお住まいを手に入れました。