ゆとりある空間が心地よい書斎の作り方と実例を紹介
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ここ数年、働き方や働く場所の選択肢が増え、リモートワークも定番の働き方になりつつあります。
家の中に書斎や仕事のスペースを作りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
書斎は仕事や趣味のスペースにしたり、ひとりでゆっくり過ごしたりと、いろいろな用途に利用できるお部屋です。
書斎と一口に言っても大きさはさまざま。
家の中の限られた空間でも、書斎を作ることは可能です。
今回は、書斎のタイプや心地よい空間作りのポイント、ロビンスジャパンが手がけた書斎の実例をご紹介します。
■書斎のタイプ3つ
まずは、どのような書斎のタイプがあるかを知っておきましょう。
個室タイプ
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個室は一般的な書斎で使われるタイプです。
プライベートが確保されるため、仕事や趣味に没頭でき、リラックスした時間を過ごすこともできるでしょう。
壁に収納を造作すれば、大切な仕事道具や書類などを、書斎内で管理できます。
周囲の生活音を気にせず仕事や趣味に取り組めるのがメリットですが、ドアを閉めてしまうと家族から様子が分かりにくいのがデメリットです。
共有スペースを仕切るタイプ
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LDKや廊下、スキップフロアなど、共有スペースの一部に仕切りを作って半個室の書斎を作るケースもあります。
小さな子どもやペットがいるご家庭など、家族と適度にコミュニケーションを取りながら書斎で過ごしたいと考える方におすすめです。
ただし、リモート会議が多い方は、生活音が気になるかもしれません。
共有スペースに設置するタイプ
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共有スペースに仕切りを作らず、オープンな書斎コーナーを設ける方法もあります。
リビングダイニングの一角にテーブルを設置すれば、エアコンや照明をリビングと共用できるため経済的。
子どもの様子を見ながら仕事をしたい方や、仕事の合間に家事をしたい方におすすめです。
集中したいときやリモート会議が頻繁にある場合、リビングではなく階段ホールなどあまり人が通らない場所に書斎コーナーを設けるとよいでしょう。
■心地よい書斎を作るポイント
家の中に書斎を作る際のポイントは5つあります。
ポイント1.目的によって書斎タイプや広さ・設備を決める
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どのような目的で書斎を使うのかを考えると、おのずと書斎の広さやタイプ、必要な設備も決まってきます。
例えば在宅ワークがメインで、パソコンを複数使うお仕事の場合は、広いデスクを配置してもゆとりがある広さを確保しなければなりません。
逆にノートパソコン1台でよければ、コンパクトな個室や、共有スペースの一角に書斎コーナーを作るのも良いでしょう。
ポイント2.体の負担にならない家具を選ぶ
在宅での仕事をメインに書斎を作る場合、家具もこだわりましょう。
椅子は、腰に負担の少ないものを選ぶことで、長時間座っての作業でも疲れにくくなります。
デスクは作業に合わせて、十分な広さがあるものを選びましょう。
椅子とデスクの高さが合わないと疲れるので、高さもチェックします。
ポイント3.照明は作業の負担にならないものを
書斎では細かい手作業をしたり文字を読んだりすることも多いため、照明選びも大切です。
シーリングライトを設置して部屋全体をまんべんなく照らしたり、必要に応じて手元を照らすライトを置いたりすることで、作業効率が高まるでしょう。
ポイント4.収納スペースを工夫する
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書類や本などがたくさんある場合は、整理整頓できるよう、書斎にじゅうぶんな収納スペースを確保しましょう。
コンパクトな書斎の場合は、高さのある収納棚を作ることで空間にゆとりができます。
ケーブルで雑然としがちなデスク周りは、ケーブルボックスを使うとすっきりと保つことができます。
趣味を楽しむ書斎を作るなら、見せる収納などを取り入れるのも良いでしょう。
ポイント5.防音・遮音に配慮する
リモート会議に生活音を入れたくない場合や、仕事に集中したい場合、楽器を演奏する場合などは、防音対策もとても大切です。
ドアは引き戸よりも気密性の高い開き戸がおすすめ。
壁や天井に吸音材を貼ったり、音を吸収するカーテンを使ったりすると、書斎からの音漏れが気になりにくくなります。
心地よい書斎の実例7選
ここからは、ロビンスジャパンが手がけた書斎の実例を7つご紹介します。
実例1.キッチン近くに書斎を設置
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こちらのお住まいは、ご家族とのコミュニケーションを取りやすくしたいというお施主様のご希望で、リビング階段を採用しました。
階段ホール脇には仕事ができる書斎コーナーを設置。
キッチンまでの距離も近く、仕事と家事の両立がしやすいのもポイントです。
「ちょっとパソコンで調べものをしたい」「少し時間ができたから作業したい」というときにもすぐにアクセスできます。
階段は吹き抜けになっており、明るさと開放感がある書斎コーナーが完成しました。
実例2.集中して作業できる書斎コーナー
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2階ホールに半個室の書斎コーナーを作った実例です。
コンパクトな書斎はほどよい“おこもり感”があり、集中して作業できます。
間仕切り壁の上部を少し開けているため、光が採り入れられるのもメリットです。
デスクの上部には棚を作り、プリンターなどを置く場所に。
縦に空間を活用することで、コンパクトな空間でもしっかりと収納を確保できました。
実例3.LDK横の個室にもなる書斎
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こちらは、LDKの隣に書斎を作った事例です。
LDKと書斎の間は引き戸で仕切り、普段は戸を開けておくことで、広々としたLDKに。
仕事や勉強に集中したいときは、引き戸を閉めればプライベートな書斎に変わります。
デスクの前には大きな窓を設けて、自然光の中で仕事や勉強に励める空間になりました。
実例4.寝室の隣にある書斎
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こちらは、アメリカ東海岸をイメージしたお住まい。
寝室の隣に書斎を作りました。
書斎内は照明を落として、落ち着いた空間に。
コンパクトなサイズの書斎は集中力を高めてくれます。
デスクの上部には棚を設置し、本や書類を保管できるようにしました。
実例5.2階ホールを書斎に活用
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こちらは、2階のホール部分を広く取って、収納と書斎を設置した実例です。
1階の吹き抜けと連動するように2階のホールを作ったことで、開放感のあるスペースとなりました。
大容量の収納の先にある書斎コーナー。
ホールにも窓をつけて、明るい空間のなかで気持ちよく仕事を進められます。
実例6.ロフトに作る書斎
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次にご紹介するのは、アメリカでのホームステイ経験をもとにプランニングした実例です。
屋根部分に一部ロフトを設け、秘密基地のような空間をつくりました。
ロフトには座卓と座布団を置き、主に書斎スペースとして使っているそうです。
仕事や趣味の時間に没頭したい方は、このように天井が低く落ち着ける空間を作るのもおすすめです。
実例7.リモートワークが捗る書斎
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リモートワークがメインのお施主様のお宅。
仕事がスムーズに進められるよう、書斎を広く作りました。
広いデスクはモニター2台とノートパソコンを1台置いても、手元の作業スペースをしっかりと確保できます。
書斎は白を基調とした明るい空間で、パステルブルーのカーテンや小物が良いアクセントになっています。
まとめ
リモートワークや趣味の時間を過ごしたり、子供の学習に併用したりと、さまざまな使い方がある書斎。
作業内容に合わせた広さや設備を意識すると、快適な書斎を作ることができます。
使い勝手を良くするのはもちろんのこと、自分好みのデザインも取り入れながら、お気に入りのスペースを作りましょう。
輸入住宅を建築家と創るロビンスジャパンでは、おしゃれと実用性を兼ねた書斎の実績も豊富です。
海外風のおしゃれな書斎を作りたい方は、ぜひホームページの実例集をご覧ください。