輸入住宅のデザイン

アーリーアメリカン様式とは?住宅の特徴を実例とともに解説します

アーリーアメリカン様式とは?住宅の特徴を実例とともに解説します

アメリカンスタイルの輸入住宅には、カリフォルニア・北米・カントリーなどさまざまなスタイルがあります。

その中で今回ご紹介するのは、アメリカの植民地時代から独立初期にかけての建築スタイルが反映されている「アーリー・アメリカン」様式です。

アーリー・アメリカン様式の特徴を、ロビンスジャパンが手がけた家の実例とともにご紹介します。

アーリー・アメリカン時代とは

アーリー・アメリカン様式の基礎となる「アーリー・アメリカン」時代とは、アメリカの植民地時代から独立初期にかけてを指します。
17世紀から19世紀後半までが大まかなアーリー・アメリカン時代です。
この時代は、イギリス、フランス、スペイン、オランダなどのヨーロッパ諸国が北アメリカに植民地を設立しました。
各植民地は独自の政治的、社会的スタイルを持つようになります。
アーリー・アメリカン時代は、アメリカ合衆国の基礎が形成された時期でした。
そしてこの時代に起きたことや思想は、後のアメリカの発展に大きな影響を与えました。

アーリー・アメリカン時代に流行した建築は、アメリカがイギリスの植民地だった「西部開拓時代」の建築様式が元になっています。

アーリー・アメリカン様式の住宅の特徴

アーリー・アメリカン様式の住宅の外観やインテリアにおける特徴をご紹介します。

ラップサイディングの外壁

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ラップサイディングとは平たく長い板を重ね張りして仕上げる工法で、アメリカの木造建築の外壁でよく見られます。
アーリー・アメリカン様式の家も横張りのラップサイディングの外壁が特徴です。
使用するラップサイディングの色によってナチュラルさやかわいらしさなど、家のイメージを変えられます。

外観のアクセントとなるドーマーウインドウ

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シンプルな切妻屋根の上に突き出した、小さな三角屋根の窓をドーマー(ドーマー・ウィンドウ)と言います。
天窓とは違って、地面に対して垂直に窓ガラスがついているのが特徴です。

ドーマーの役割は、高い位置から光を採り入れること。
また屋根裏部屋やロフトの換気や、外観上のデザインアクセントのために設置されることもあります。

使用用途多様なカバードポーチ

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アーリー・アメリカン様式の家には、玄関スペースにカバードポーチを採用しているのも特徴です。

広めのカバードポーチにすれば雨よけになるだけでなく子どもの遊び場所や休憩スペース、ホームパーティーなどにも利用できます。

木をふんだんに使ったインテリア

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アーリー・アメリカン様式の家は飾り気のない、実用的なデザインが特徴です。
初期のアメリカでは資源が限られていたため、多くの家はシンプルな構造でした。

インテリアには、木材をふんだんに使用。
その地域で簡単に入手できるものが選ばれました。
木材のやわらかい雰囲気は素朴であたたかみを感じるインテリアにしてくれます。

アーリー・アメリカン様式の家では、ロッキングチェアや木製のカップボードなどが飾られているのが特徴です。

アーリー・アメリカン様式の輸入住宅の実例

ここからはロビンスジャパンが手がけたアーリー・アメリカン様式の輸入住宅実例をご紹介します。

実例1.周囲になじむ外観のアーリー・アメリカン住宅

アーリーアメリカン様式とは?住宅の特徴を実例とともに解説します

欧風建築様式の家を検討中にアーリー・アメリカン様式を知ったというお施主様のお住まいです。

ラップサイディングはブラウンカラーがベース。
窓枠やカバードポーチの柱などの白とのコントラストが素敵です。
ブラウンの外観は周囲の住宅ともなじみます。

玄関スペースにはカバードポーチを採用し、ベンチを置くことでホッとひと息つけるスペースができました。

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玄関ドアは薄緑色で一部ガラスをはめ込んでいます。
ガラスがあることにより、外の光が入り明るい玄関スペースになります。

玄関を入って左側にある収納の壁の一部にはレンガ柄を採用。
アーリーアメリカン様式の家ではレンガもよく使われていました。

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LDKにはお施主のご希望でリビング階段を設置しました。
コンパクトな間取りで、生活や家事動線が確保されています。

ダイニングテーブルやキッチンカウンターは木製。
キッチンカウンター前にある椅子はパッチワークが施されていて、アーリー・アメリカンの特徴あるインテリアを思い起こさせてくれます。

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キッチン背面のカウンター付き収納は、DIY好きなお施主様の手作りです。
お施主様はクロス選びも楽しまれていて、キッチンの背面にポップな柄を選ばれました。

実例2.子どもの頃からの夢を叶えたアーリー・アメリカン住宅

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次にご紹介するのは子どもの頃のアメリカ旅行で見た憧れのアーリー・アメリカンの家を、日本で実現したお施主様のお住まいです。

ラップサイディングを採用した外壁のカラーは、少し青みがかったグレーを選択。
ブラウンカラーの玄関と共に、落ち着きのある外観に仕上がりました。

玄関にはカバードポーチを取り入れています。

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玄関のドアを開けて目に入る階段。
お施主様のご希望でアメリカ住宅をイメージした手すりと、その手すりを支えるバラスターを採用しました。

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LDKを広めにとったこともお施主様のご希望です。
リビングのローテーブルやテレビ下の収納、入口のドア、ダイニングテーブルなど、インテリアのあらゆるところに木を使用。
アーリー・アメリカン住宅の特徴のひとつでもある、あたたかみのあるLDKが実現しました。

キッチンからはリビングが見渡せる間取り。
将来お子さんが大きくなってリビングやダイニングテーブルで勉強することになっても、家事をしながらお子さんを見守ることができます。

実例3.西海岸の風を感じるアーリーアメリカン様式の住宅

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ロビンスジャパンのアメリカンタイプの企画プランにアーリーアメリカンのテイストを加えた住宅です。
ブルーグレーのラップサイディングの壁に白いアクセント枠を加え、西海岸に建つ家のようなイメージに仕上がりました。

お施主様が外せないポイントとして挙げたのがカバードポーチ。
住宅の外観をよりアーリーアメリカンに近いイメージにしてくれます。

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お施主様のこだわりは庭にもあります。
この住宅の全体イメージは「カリフォルニア&アリゾナ風」。
アリゾナでよく見られる乾燥植物をメインに植えたドライガーデンが、カリフォルニアと隣り合うアリゾナのカラッとした空気や青い空を思い起こさせます。

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家の中の間取りは企画プランをそのまま採用。
インテリアはモールディングやケリーモアのペイントなど、本物のアメリカン仕様で大満足です。
スイッチプレートをアメリカンタイプに交換するなど、細かなカスタマイズも楽しまれています。

まとめ

アメリカが独立する前に流行したアーリー・アメリカン様式の住宅。
ヨーロッパのテイストとアメリカの気候風土に合った素材が融合したデザインが特徴的です。

切妻屋根・ラップサイディング・木材を使用したインテリアなど、シンプルな中に素朴であたたかみを感じるのが魅力的。
アメリカでもポピュラーなスタイルで、日本でこのデザインを取り入れたいと考える方も多いようです。

ロビンスジャパンでは輸入住宅を多数取り扱っております。
アーリーアメリカン様式の家の事例もホームページでご紹介しておりますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。

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