上手を叶えるウォークインクローゼットの作り方&おしゃれな実例収納
注文住宅を建てるときに「収納を充実させたい」と希望される方は多いもの。
人が歩いて入れる広さのあるウォークインクローゼットも人気の収納スペースのひとつです。
せっかくウォークインクローゼットをつくるなら、荷物をただ詰め込むだけでなく、おしゃれで機能的な収納にしませんか。
今回はウォークインクローゼットの広さやレイアウトのポイントを解説するとともに、ロビンスジャパンが手がけたおしゃれな収納のある建築実例をご紹介いたします。
■家族構成に合わせたウォークインクローゼットの広さに
人が中に入れるようなクローゼットをつくろうとすると、少なくとも1.5畳〜2畳ほどは必要です。
マンションや建売住宅では2畳〜4畳くらいのウォークインクローゼットが多く見られますが、4畳以上の広さをとって衣装部屋のような空間をつくることもできます。
どのくらいの広さがいいかは、家族構成や収納したい物の量によっても変わってきます。
例えば個室に併設するウォークインクローゼットなら、少人数で使うので狭めでもOK。
ファッション好きでたくさんの洋服を持っている方や、家族全員の荷物をすべてまとめて収納したい方は、広めにとるとよいでしょう。
実例1.広々とした家族みんなのウォークインクローゼット
まずは海外移住経験のあるお施主様が建てられた、ラスベガス風のガレージハウスをご紹介します。
みんなが集まりやすく楽しい住まいをテーマに、夫婦で料理できるキッチンや、大きなLDKをつくりました。
収納はそれぞれの個室につくるのではなく、家族みんなの衣類が一元管理できる広いウォークインクローゼットに。
衣類はハンガーに掛けて、お気に入りのキャップをディスプレイできる棚も造作しています。
衣類を収納するだけでなく、今日着る服をトータルコーディネートしたり身支度をしたりと、ファッションを楽しめそうなウォークインクローゼットです。
実例2.海外ドラマに出てくるようなクローゼット
次にご紹介するのは20代のご夫婦が建てられた、フレンチテイストのおしゃれな注文住宅です。
憧れの海外ドラマに出てくるような広々としたウォークインクローゼットを寝室の隣につくりました。
ウォークインクローゼットは縦長の空間で、奥の方まで一列にハンガーパイプ+枕棚を配置。
通路を広めにとって、座ってお化粧ができるようなテーブルも置いています。
■用途に合わせてウォークインクローゼットの場所を決める
ウォークインクローゼットは、寝室・洗面室・リビングなどに隣接して配置することが多いでしょう。
寝室の隣にウォークインクローゼットがあると、朝起きてすぐに身支度を整えることができます。
洗面室に直結させる場合は、入浴後の身支度や洗濯動線がスムーズになるでしょう。
ファミリークローゼットとして使う場合は、リビングや玄関の近くなど家族みんながアクセスしやすい場所にあると便利です。
実例3.朝起きたらサッと身支度できるウォークインクローゼット
こちらは寝室の隣にウォークインクローゼットを設けた事例です。
インテリアは白ベースで、明るく飽きのきにくいお部屋に。
広い収納を確保することで、たくさんの物があってもすっきりと整理整頓できる住まいになりました。
朝目覚めたら寝室横のウォークインクローゼットに移動して、洋服からカバン、小物類までお選びいただけます。
収納の中で着替えまでできる充分な広さです。
上部の棚には普段使わない季節物まで収納できます。
こちらの建築実例ではウォークインクローゼットの他にも、玄関のシューズクローゼットやパントリーなど便利な収納をたっぷりとつくっています。
収納がたっぷりほしいという方はぜひ参考にされてください。
実例4.家事動線も考えられたウォークインクローゼット
美容室併設の注文住宅。
インテリアはハワイのオールディーズ風を意識しました。
ウォークインクローゼット・洗面室・ランドリールーム・バスルームをつなぐ合理的な間取りがこだわりです。
入浴前に脱いだ衣類を洗濯してたたみ、そのままウォークインクローゼットに収納できます。
向かって右側のハンガーパイプは上下二段に設置して、丈の短いトップスをたくさん掛けてしまえるように。
左側は一段のみのハンガーパイプで、丈の長いコートやワンピースがちょうど収納できる高さになっています。
扉の向こう側には洗面室のブルーの壁紙がちらっと見えておしゃれです。
■ウォークインクローゼットのレイアウトで収納量や使い勝手が変わる
最もコンパクトなウォークインクローゼットは、通路の片側のみに棚やハンガーパイプがあるI型のレイアウトです。
奥にも棚があるL型や、通路の両サイドに棚があるII型にすると収納量が増えます。
さらに収納力をアップさせるなら、3面に棚があるコの字型も検討されるとよいでしょう。
人がスムーズに歩ける通路幅は、最小で60cm程度。
人がすれ違ったり、ウォークインクローゼット内部で着替えたりする場合は、もっと広めに通路をつくると使い勝手がよいでしょう。
実例5.使い勝手のよい可動棚があるウォークインクローゼット
カリフォルニアのロングビーチで見た別荘のデザインを参考にして建てた、アメリカンな注文住宅。
寝室の一角にウォークインクローゼットをつくりました。
一列は一般的なハンガーパイプ+枕棚の組み合わせで、その正面にはカゴで荷物を分類できるような棚を造作。
可動式の棚になっているので、収納する物のサイズに合わせて棚板の高さを変えることができます。
花柄の壁紙で、華やかなウォークインクローゼットに仕上げたのもポイントです。
実例6.高級ブティックのようなウォークインクローゼット
パリ郊外のおしゃれな邸宅をイメージしてつくった注文住宅。
ベッドルームの隣に、まるで高級ブティックのようなウォークインクローゼットをつくりました。
部屋の中央には、四方が引き出しになっているアイランド型の収納を設置。
ここには小物類やアクセサリーなどを収納できます。
それを取り囲むように棚やハンガーパイプを設置して、洋服からカバン、靴まで並べています。
ファッション好きの方にはぜひ参考にしていただきたい、憧れのウォークインクローゼットです。
■おしゃれなウォークインクローゼットで暮らしに彩りを
ウォークインクローゼットのインテリアにこだわると、ただの収納場所ではなくもっとおしゃれを楽しめる場所になるかもしれません。
手軽におしゃれ感を出すのが、壁紙でカラーや模様を取り入れる方法。
全身鏡をつけたりドレッサーを置いたりすると、着替えからメイクまでできるとっておきのウォークインクローゼットになるでしょう。
ハンガーパイプにジャケットを掛けたり、シューズやバッグをディスプレイする場所をつくったりと、お気に入りの洋服を目で見て楽しめるような収納方法にするのもおすすめです。
実例7.可愛らしい子供部屋のウォークインクローゼット
1階や子供部屋など動線にあわせたクローゼットをつくった事例です。
子供部屋のウォークインクローゼットはハンガーパイプを低めに設置しているので、お子様自身で身支度ができます。
そして何より目を引くのが、可愛らしいブルーとボタニカル柄の壁紙の組み合わせ。
これならお子様も楽しくお片付けができそうです。
実例8.アールの入り口が寝室のアクセントに
DIYや愛車を楽しむガレージや、趣味にとことん打ち込めるホビールーム、在宅ワーク用の書斎など、ライフスタイルを充実させるスペースをたっぷりと詰め込んだアメリカンな注文住宅です。
寝室の隣にウォークインクローゼットを配置しました。
ウォークインクローゼットの入り口は扉をつけずオープンに。
おしゃれなアールの下がり壁が、寝室のアクセントとしても活かされています。
実例はこちらからご覧ください▶
家族構成や用途に合わせて、レイアウトやデザインにこだわったウォークインクローゼット。
物を収納する場所としてだけでなく、毎日のおしゃれが楽しくなる素敵な場所としてつくり込むこともできます。
完全自由設計の注文住宅で、お部屋だけでなく収納にもこだわってみませんか。