オートクチュールな家が完成しました。
パリ郊外に建つ、直しながら住み継がれる邸宅
建物の外観テイストについて教えてください
家の趣は、パリ郊外の古く、お洒落な邸宅が良いと考えていました。
土地柄に馴染み、公園が南側にあり、借景により美しくフォルムを表現できています。
建築家の丸田さんとのやりとりの中で、好みを十分に伝えるために、いろいろと事例を見ていただきました。
丸田さんは、デザインの条件を汲み取って、ドンピシャなプランを提案してくれたと思います。
ビンテージでプロバンス風でもあり、イタリアンテイストもある、独自の世界を創り上げてくれました。
1階のサロンスペースと、ルーフバルコニーとしても利用できる2階テラス。日常の中でアウトドアな気分を味わえる空間設計です。
サロンスペースはそのまま庭に繋がるので、ご友人を招待してのホームパーティーを開催したり、愛犬を見守りながらお茶したりと楽しみ方が広がります。
自宅オフィスについてお聞かせください
1日の中でも一番長い時間を過ごすオフィスは、お気に入りのアンティークファニチャーを配置することから計画を進めました。
以前から所有していた1台のキャビネットを配置するために、天井の高さも調整して置けるようにしました。
入口はテーラーのファサードのようなガラスドアを使い、伝統的なデザインを取り入れ、街灯のランプやアンティーク時計もコーディネートしてみました。
ドアハンドルや雑貨も遊び心で飾り付けてみました。
オフィスのシェルフは造作作り付けで依頼しました。
使い方に融通性を持たせて、将来的に様々な可能性を持たせてあります。
マスターベッドルームについてイメージを教えてください
ベッドルームは、フランスの田舎の牧場に建つ馬小屋の2階のイメージをベースにして、ファーム的な雰囲気で、小屋を改装したような感じがいいと思っていました。
長く住み続けて、より一層楽しめる家、傷にハラハラすることなく生活して、エイジングにより味わいの出るインテリアが良いと思います。
ベッドルームのウォークインクローゼットには、スニーカーやジャケットなどのコレクションをショップのように収納しています。
バスルームは、外国のホテルのようなスペースにしようと思っていました。
ロビンスジャパンで、ガラスの壁のユニットバスを提案してくれて、ホテルライクなライフスタイルを楽しんでいます。
天井の梁が高さのある空間に暖かみを与えています。
レンガをあしらった壁面や、窓の内側にとりつけた両開きの戸板がヨーロッパの家ような雰囲気を演出。
枕元のシェードランプや、テレビを隠す扉がクラシカルなホテルライクでおしゃれです。
洗面化粧台、トイレが一体になったバスルーム。ガラス戸と大理石が空間をラグジュアリーに彩ります。
毎日使う水回りも上質なデザインを纏うことで、リラックスした時間をお過ごしいただけます。
LDKスペースについてお話をお聞かせください
梁や床などには、無垢の木材や素焼き調のタイルを使って、タイル+無垢板で将来を見据えて長く使い込めるものを選びました。
LDKはプロバンス調で、完成後に育っていく夢のある暮らしを創り上げたいと思います。
風情を楽しめる海外のドラマの家、自分らしく暮らせる、長年楽しくできるスペースに仕上がりました。
キッチンに造作で設置したバーカウンター。お酒や軽食を気兼ねなく楽しむことができる大人の空間です。
配膳しやすいことはもちろん、シンクが近いので後片付けが楽なところもポイント。
アイランドキッチンの背面の作業台も実は壁付け式のキッチンコーナー。大人数で料理を楽しむこともできます。
収納棚はヨーロッパのようなデザインながら、水栓はコンロには国内メーカーの建材を利用することで、見た目にも機能にもこだわったキッチン空間を実現しています。
冷蔵庫の横にある収納棚や大容量のパントリーも暮らしに役立つ収納アイデア。
1階スペースについて概要を教えてください
玄関ホールは、アール・デコ調の雰囲気に仕上げました。
ヨーロッパではよく見るバイアス(斜め)に貼られた2色のタイルを使って奥行きを出してみました。他にもタイルと同じ白黒で塗装したサーキュラー階段の手摺、配置の仕方や行き止まりの無い間取りなども気に入っています。
オーセンティックで、フレンチ、アメリカン、ビンテージのイメージを巧みに駆使しています。
1階のほとんどは応接スペースとダイニングで、「納屋を上手く改装した部屋」を意識した空間に自分の作品をディスプレイしています。窓から見える庭の景色も、昔ヨーロッパで見た「壊れた味わい深い塀」を再現してこだわったピクチャーウィンドウにしています。
柱時計や照明が中世のお城のような雰囲気を演出するサーキュラー階段。2階からおりてくるだけで非日常感を楽しむことができます。
ロビンスジャパンとの家づくりについてお聞かせください
家づくりのコンセプトは、『パリ郊外の素敵な家に、丁寧に住んでいるイタリア人。』
イタリアンテイストもテーマに、大切に育てていく家。
完成後に育っていく、夢のある暮らしをつくり上げる家。
暮らしの中で風情を楽しめる住まいです。
毎日ドキドキするような美しい家。
日本の住まいのように、小さな傷にハラハラするような家ではなく、生活してエイジングして、経年を楽しめる家を育てたいと思います。
ロビンスジャパンの福島さんと出会い、人柄が良くて、ご縁を感じて依頼しました。
いろいろと細かいオーダーにも対応してくれて、ロビンスジャパンのチーム感がとても良くて、私自身もチームに参加しているイメージで進行しました。
おかげでテクスチャーなども理想のものになりました。
プロ目線で見て、住み手の立場になって伝えてくれて、暴走も止めてくれました。
ロビンスジャパンでの心地良いオーダーメイド感がとても好きです。
やりたい事をできたし、暮らしやすさも満足です。
アドバイスいただけて良かったです。
予算的に少しオーバーしていますが、心地良さがとてもいいです。
建築家の丸田さんにインスパイアされて、様々な事を取りまとめてくれて、プランニングが天から降りてきたように創作できました。
人生が豊かに膨らむような家になり、これからも楽しみです。
担当の福島さんは、フットワークも良くて、柔軟に対応してくれまして、そういうところがとても大事で、いい家をつくりたいという心をわかってくれていて、気持ち良く家づくりできました。
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