成瀬 晶子/Akiko Naruse
一級建築士
フランス政府公認建築家DPLG
クリスタリーナ一級建築士事務所主宰
建築家からのコメント
パリ国立建築大学(サンジェルマンデプレにある旧エコル・デ・ボザール)にて直接建築を学び、全課程終了、卒業し、フランス政府公認建築家資格を取得し、南仏にて設計事務所勤務後、帰国。
長いヨーロッパ滞在歴の間、ヨーロッパ各地を旅行して建築巡りをし、帰国後もヨーロッパのリゾートをあちこち訪れ、景観や、滞在したホテル、洗練されたインテリアなどからインスピレーションを得て、日本において建築設計・デザインに活かしています。 また、渡仏前、日本の大学(ICU)では、美術史・建築史を専攻しており、欧米の各時代の各様式に精通しています。
「古くなると共に味わいや風格の増す建物づくり」、「詩情性、芸術性ある建築」、「心地よいリゾート感のある設計デザイン」に情熱を注いでいます。 建築家としての最大の喜びは、人々が楽しく、喜び、幸せを感じて暮らし、心豊かな時間を過ごす建築空間を創ることです。
常にヒューマニティー、ヒューマンスケールを根底に、自然と建築、人の生活が融和する空間を考えます。 1つ、1つに真心をこめて、きめ細やかにオリジナルな設計とデザインをいたしております。
住宅設計についての想い
私が17歳の高校生の時、初めて経験した海外生活は一年ほど滞在したアメリカ、カリフォルニア州でした。 その時住まいに関して感じたことはお金持ちと限らず、「平均的な住レベルが高い」、ということでした。 そして、日本の大学卒業後、渡仏し、しばらくヨーロッパで建築修行をいたしました。 その時も、やはり同様のことを感じました。 衣・食・住のうち、普段、意外と衣食にそれほどお金をかけませんが、住に関しては、もともと立派にゆったりと建てられた古い建物をメンテしながら継承して豊かな住生活を享受しています。
日本は衣食住の衣・食に関しては、平均的にかなり贅沢であると言えます。 これからは、多くの人にとって、もっと住について贅沢を楽しめる社会になってほしいと思います。 上質な建材の使用かつ、豊かな間取りの住空間を、高すぎず、リーズナブルな金額で得られれば、平均的なレベルは上がって行くでしょう。
日本の伝統にある住の知恵、アメリカやヨーロッパで経験した豊かな住まい方を採り入れた設計に取り組み、日本の平均的な住環境レベルが上がって行くことに少しでも貢献できたらと、常日頃、力を注いでいます。